院長の江夏です。

9月後半から11月いっぱいおにかけては研修会が目白押しで、9月9,10日、10月14,15日はインプラントアドバンスコースの研修会、9月23,24日、10月28,29日、11月25,26日は日本臨床歯科補綴学会の研修会、11月23日は歯周病補含めて予防の研修会があり、バタバタしておりましたが、今は日本臨床歯科補綴学会専門医の取得のための症例発表と専門医取得のための試験勉強をしている次第です。

僕自身久しぶりに受験勉強をしていて、この緊張感が懐かしくもあり、なんだか昔を思い出すような気分になっております。

僕は高校卒業して医者になるべく台湾に留学し、台湾の大学を卒業し、日本で国家試験を受けて医者になるつもりだったのですが、途中で挫折・断念した経験があります。20歳で人生初めて味わった大きな挫折でしたが、それでも医者になりたいという夢をあきらめるつもりはありませんでした。

日本に帰国したとき、それまで中国語で台湾の大学の勉強ばかりしていたので、内容は日本の受験勉強とはほど遠く、日本の大学受験の模擬試験を受けてみたら偏差値は平均で30くらいしかありませんでした。国公立の医学部歯学部に行くためには平均偏差値が70くらい必要だったので、その壁は非常に大きなものでした。

僕の浪人生活はほとんどゼロからのスタートだったので、英語などは中学校レベルからやり直して、最初は勉強の要領がつかめず苦労しましたが、とにかく「年々かかっても医者になる」と心に決めて、コツコツ積み上げて勉強していきました。

しかしなかなか先が見えなくて、途中で何度かくじけそうになりましたが、それでも医者になりたいという夢をあきらめず、「人間夢に向かって努力は積み重ねていけばいつか夢は必ず叶う」という言葉を信じ、失敗しても立ち上がり、挫折してもあきらめない、を繰り返していたら、4年間浪人生活のあと念願叶って24歳で鹿児島大学歯学部に入学することができました。

今思うと、あの頃は熱かったなーと思いつつ、高校卒業から大学入学までの6年間の苦労が今の自分に多大な影響を与え、役に立っていることを実感します。

今回の専門医試験は細かい字の分厚いテキストが5冊分が試験範囲ですが、昔を思いだしながら、自分が好きな勉強に打ち込める環境にあることに感謝しながら、勉強していきたいと思います。

試験はまた来年2月なので結果はまた報告致します^^