医療費控除とは、ある年の1月~12月までの間にご自身又はご自身と生計を一にする配偶者やその他のご家族の方のために医療費を支払った場合に、一定金額の所得控除を受けることができ、その制度のことを指します。
医療費控除の対象となる金額
国税庁のHPによると、
医療費控除の金額は、次の式で計算した金額(最高で200万円)となっています。
(実際に支払った医療費の合計額-(1)の金額)-(2)の金額
(1) 保険金などで補填される金額
(例) 生命保険契約などで支給される入院費給付金や健康保険などで支給される高額療養費・家族療養費・出産育児一時金など
(注) 保険金などで補填される金額は、その給付の目的となった医療費の金額を限度として差し引きますので、引ききれない金額が生じた場合であっても他の医療費からは差し引きません。
(2) 10万円
(注) その年の総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等5%の金額
医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例
同じく、国税庁のHPに、歯科治療における医療費控除対象の治療費の具体例などが掲載されておりますので、ご参考になさってください。
一般的に、支払っている所得税額が多い方で、医療費として利用した総額も多い方は、医療費控除により還付される金額が大きくなると言えます。
より良い歯科医療を受診いただく上で、お知りいただければ治療の検討にご活用いただけるかと思いますので、特に自由診療をご希望の方は是非一度、ご確認ください。