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「医療コーディネーターってなぁに?」この耳慣れない言葉を聞いて、どのような職種なのかと不思議に感じた方もおられることかと思います。
歯科医院は、医療機関という性質上、“歯科医師”“歯科衛生士”“歯科技工士”という、いわゆる有資格者(ライセンス保持者)、国家資格取得者のみが働ける職場というイメージを持たれがちです。
しかし、近年では“国家資格を持たない特別な職種”として、この「医療コーディネーター(トリートメント・コーディネーター:TC)という職種が、医科・歯科問わず、注目を集めるようになってきています。
歯科医院での無資格者の職種としては、通常、“受付”“歯科助手”という職種が真っ先にイメージされるかと思いますが、「医療コーディネーター(トリートメント・コーディネーター)」は、受付でも、歯科助手でもない、全く新しい医療の価値を実現するために必要不可欠な役割を担う職種になっています。
医療行為は、当然ながら専門的な知識や技術が必要です。
そのため、医療行為を行うスタッフは、必ず国家資格を有するもので、そのライセンスに認められた行為しか行うことができません。
専門性が高くなればなるほど、医療行為としてはより品質の高い施術ができたり、できなかったことができるようになったりと、患者さんに貢献できる守備範囲が広くなります。
しかし一方で、専門性を高めれば高める程に、「自分が知っている知識・情報」と「患者さんが知っている知識・情報」の間に大きな垣根ができてしまいがちです。
歯科医師や歯科衛生士など有資格者は、患者さんが知らない専門用語を当たり前のように多用して患者さんに説明してしまったり、忙しい診療業務に追われて「このくらい、患者さんも知っているだろう」と説明を簡略化したり、省いたりしてしまうことも起こってしまいがちです。
一方で、患者さんも忙しそうにしている歯科医師や衛生士の時間をとって質問をしたり、相談することに気兼ねしてしまい、聞きたいことを聞けなかったり、よく内容をご理解されないままに、歯科医師や歯科衛生士が伝える治療方針や処置内容に「YES」と答えてしまわれることも残念ながらあります。
このような状況で医療行為が進んでいくと、治療終盤になってから
「本当はもっとこうしたかった」
「こんな処置になるとは思ってもみなかった」
「他の選択肢もあるなら、はじめにきちんと聞きたかった」
など、患者さんが悲しみ、取り戻しの利かない結果、医療従事者も患者さんも望まない結果が生まれてしまうこともあるのです。
このような悲しい結果が生まれる原因は、医療従事者と患者さんの間に発生している「コミュニケーションのギャップ」にあります。
そして、この医療従事者(歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士)と患者さんのコミュニケーションギャップを埋め、医療の結果が全ての人にとって納得でき、満足できるものにするべくコーディネートするお仕事。それが、医療コーディネーター(トリートメント・コーディネーター)のお仕事なのです。
医療コーディネーター(トリートメント・コーディネーター)は、直接、患者さんに医療行為を行うことはありません。また、その多くは、医療の国家資格を持たないスタッフでもあります。
医療コーディネーターは、医療人(クリニック)と患者さんの間で中立のポジションに位置し、治療内容を熟知しながらも、患者さんの気持ちになって、患者さんの気持ちに寄り添って、その目の前の患者さんにとって、“今”なにが最善最良な選択なのかを、患者さんと共に考え、共に悩み、共に答えを導き出す役割を担っています。
そして、患者さんのお気持ちを汲み取って、国家資格を有する歯科医師・歯科衛生士に患者さんのニーズを代弁し、医療内容も十分に理解しながら、歯科医師・歯科衛生士と共に、最善の治療計画について妥協せずに話し合うことで、患者さんの身体と心の2つの幸せに貢献するお仕事です。
そのため、歯科クリニックの業務や医療の内容には精通しながらも、専門家の視点ではなく患者さんの視点で物事を考えることができることが重要であり、敢えて国家資格を持たない、施術をしないスタッフが担当するようにしています。
患者さんは、たとえむし歯が痛いと来院されたとしても、本心ではただ痛みを取りたいが為だけに歯科に来院されているのではありません。
日常の期待として、より健康に、より美しく、より魅力的になって多くの人と幸せな時間を共有したいという希望も、無自覚の中で抱いておられます。
そして、歯科医療が、患者さんに提供できる価値は、一生涯の美と健康、家族の幸せ、人生の成功など、その人の人生を変えるキッカケとなるものが沢山あるのです。
歯科医療のお仕事は、アメリカでは憧れの職業トップ10に入るものばかりです。
アメリカでは、歯科医療の価値、人生に与える可能性、患者さんとその家族に対する健康へのインパクトなど、様々な利点が認められている証拠です。
しかし、まだまだ日本では、真の意味での「歯の価値」をきっちりと理解している人は少ないのが実状です。
当院の医療コーディネーター(トリートメント・コーディネーター)は、1回1回の患者さんの最善最良の治療の選択肢をコーディネートすると共に、「歯の持つ可能性」「歯と口腔環境を健康に保つ価値」「歯がもたらす人生のチャンスの大きさ」などを、しっかりと患者さんにお伝えいただく“伝導者”としての役割も担っています。
これまで、医療業界に縁がなかった人、異業種で活躍し成長を遂げてこられた方、新たなフィールドで自分の力を試したいと考える方が、医療コーディネーターとして全国で活躍しているケースも少なくありません。
また、患者さんから「ありがとう」を直接いただけると共に、有資格者にも勝るとも劣らない待遇を手にしている方も実際におられる“成功の可能性を秘めた職業”であるともいえます。
どのような方が医療コーディネーターに向いているのか?
特徴を一例としてお伝えするとするならば、
- 人の幸せを1番に考え、相手の立場になって物事を考えられる方
- 明るくほがらかで、人に親しみやすさと安心感を与えられるオーラを持っている方
- 自分の意見はしっかりと話せる一方で、人の話を親身に聴き、その人が心の中で抱いている気持ちをすべて吐き出させるような傾聴力を持つ方
- あらゆる問題や課題は、自分の成長の種であると考えて、積極的に自ら考え行動できる方
- 論理的に物事を考えて話せる一方、感情豊かに話ができる方
など、患者さんから絶大な信頼を得ている医療コーディネーターの方の特徴を挙げると他にも沢山でてきます。
しかし、そのような方でも共通しているのは、もともとは異業種でも果敢に仕事に取組み、チャレンジしてこられた方であったり、より大きな貢献をするために自分を成長させたいという気持ちを持った業界未経験の方であったりします。
残念ながら、歯科業界を全くはじめての方が、最初から医療コーディネーター(トリートメント・コーディネーター)になれるわけではありません。
医療コーディネーターとはいえ、「歯科の知識」は必要不可欠です。
したがって、医療コーディネーター(トリートメント・コーディネーター)になるには、
歯科治療の流れや一つ一つの医療行為の目的、医療器具や医療機器の役割、治療計画がなぜそのように立てられているのかを理解するなど、まず歯科助手として一人前の経験とスキルを身に着ける必要があります。
そして、受付業務を通じて、クリニックがどのように運営されていて、窓口でどのような希望や不安を患者さんが語り、クリニックが患者さんに対してどのようにその期待に応えるのかを体感する必要があります。
一つ一つの医療行為、そしてクリニック全体の状況を理解できてはじめて、医療コーディネーター(トリートメント・コーディネーター)としてのスタートラインに立つことができます。
医療コーディネーターは、医院を代表して患者さんとコミュニケーションを取る重要なポジションです。
そのため、自分に自信がなかったり、不安げに話す人では務まりません。
歯科業務の基盤を、歯科助手・受付業務の経験を通じて身に着け、そこから、患者さんの心の動きを読み取り、先読みしてサポートできるスキルを身に着けて頂くことが必要となります。
入社されてから、早い方であれば1年半から2年、やる気を十分に持って下さっている方であれば、3年目くらいからは、医療コーディネーターに就任できる可能性があります。
人の命を守り、育み、人の魅力を高め、充実した人生のチャンスを生み出す歯科医療。
そんなお仕事に、たとえ資格を持たなくともチャレンジできるフィールドがあります。
人の喜びを何よりも大切にできる方は、その人自身が幸せに成長・成功できる方に違いありません。
私達と共に、日本の歯科医療が持つ潜在的な価値を引き出し、より多くの笑顔を生み出してくださるパートナーを心よりお待ちしております。
募集要項
職種 | トリートメントコーディネーター | |
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仕事内容 | 患者様に対する治療前後のカウンセリング業務全般 (初診時、初診日の処置後、治療計画時、治療終了時など) |
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応募条件 | 短大または専門学校卒以上(四大卒歓迎) | |
雇用形態 | 正社員(常勤)、パート・非常勤 | |
給与 | 月給制 月給:18万円~ (試用期間中の給与は17万円) (ともにみなし残業代30時間分を含む) 給与は前職・経験などを考慮し、優遇します。 交通費(全額10,000円まで支給) 昇給:年1回 賞与:年2回(業績により変動) |
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休日休暇 | 日曜・祝日、第1木曜日、木曜日午後 週休2日(年間変形労働時間制) |
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営業(開院)時間 | 月~土 9:00~18:00 木 9:00~13:00 |
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休診日 | 日曜・祝日・木曜午後 | |
勤務時間 | 月~土 9:00~18:00 | |
保険 | 健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険 | |
採用試験 | 一次 | 書類選考 |
二次 | 筆記試験・適性検査・面接 | |
提出書類 | 手書きの履歴書(写真貼付) ワープロ入力した自己PR 健康診断書(書類選考通過者) |
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提出方法 | 郵送にて 書類選考後合格者にはお電話にてご連絡いたします. |
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勤務可能時期 | ご相談ください。 |