優れた歯科医療とはなにか?
「歯医者さんって、どこが評判いい?」 多くの方が、一度はご家族や友人、同僚の方などに相談されたことがある質問ではないでしょうか?
- 腕が良い(技術力が高い)ところ
- 先生やスタッフが優しいところ
- 清潔感があって綺麗なところ
- メニューが豊富なところ
- 早く終わって安くすむところ
お一人おひとり、様々な基準をもって、歯科医院をお選びになられていたり、他の方にご紹介されることと思います。
しかし、技術力が高いかどうか、という価値判断一つとっても、もしかしたら治療が速いから技術力がある、と考える方もいれば、麻酔や型取りの時の痛みや苦痛がなかったから技術力がある、と考える人もいるなど、その基準は実際にはバラバラであることがほとんどではないでしょうか?
様々な見解があるなか、当事者である私たち、えなつ歯科・矯正クリニックが考える“優れた歯科医療”とは、
によって表現されると考えています。
情熱とは、そもそもプロフェッショナルとして取り組む私たち自身が、歯科医療というこの仕事に対して、どれだけ“好き”という気持ちがあり、“成長したい”という熱意が持てるかという点にあります。
私たちは、歯科医療人として、常により高い目標を設定しますが、常に“その目標を達成することにワクワクした気持ちが持てるか?”を自問自答しています。
“患者さんの心からの笑顔を見れた時”に、私たちは本当に純粋な気持ちで、この歯科医療という仕事に充実感、満足感、そしてプライドを感じることができることを実感しています。常に新しい患者さんの笑顔を見たい!この気持ちが、私たちの仕事の情熱の原動力です。
知識とは、ただ国家資格を持っているだけでOKというものではありません。国家資格はあくまで医療を提供できる最低限のスタートラインであり、実際には国家資格を取得し、臨床の現場にでてから学ぶことの方が、取得前に学ぶことの何十倍、何百倍も多いものです。
なにしろ医療や健康の分野はまだまだ不確定な要素も多く、それゆえに新たな事実、新たな技術、新たな医療機器、新たな症例、常に「新しいこと」で満ち溢れているのです。
そのため、この分野のスペシャリストとして常に存在し続けるためには、日進月歩進化する情報を常に吸収し続ける、勉強し続けることはもちろんのこと、日々の自らの臨床経験の中で新たに習得した情報を活かして「知識を知恵に変える」工夫を一人ひとりが常に行い続けることが必要です。
この知識のアップデート、知恵のアップデートが日常的に行われるためには、クリニック全体でのチェック機構はもちろんのこと、国内外を問わず外部の情報の取得、常に問題点・課題点・改善点をクリニック内で話し合うことができる仕組みが必要です。
当院は、通常の診療業務だけでなく、品質をアップグレードするための症例検討、外部研修、ミーティングなど、ブレーンストーミングの時間をきちんと取り、常に知識と知恵を向上し続けています。
技術とは、実際には患者さんには最も認識しづらい部分であり、しかしながら長期的な健康や豊かな未来のためには、最も重要になる要素です。
同じ歯科医師という国家資格を持っていても、あるドクターにはできる手技が、別の歯科医師にはできない、というものが多数存在します。
技術力には、
- 正確さ
- 繊細さ
- スピード
- 行える手技の種類の豊富さ
- 最先端の検査機器を正確に用い、お口や体全体の状態を精密に把握できる医療環境
- 様々な症状を客観的・正確に判断し、その症状に応じた最適な手技を選択できる洞察力と判断力
- 痛みを取り除くだけでなく、将来にわたって最大限の健康や審美性を維持するという長期的視点をもった治療計画の立案力
- 患者さんの心の状態と健康状態の双方を理解しながら、患者さんの気持ちとシンクロしながら無理のない治療を行う人間性
といったものが複雑に絡み合っているのが実情です。
5年後、10年後、30年後にも、患者さんに喜んでいただける医療を提供するために、私たちは、これらすべての要素を、ひとつひとつ高めていくための取り組みを行っています。
そのため、例えば入れ歯の治療を一つとっても、通常ではただ素材の選択肢しか説明されないクリニックが多いなか、当院は、素材だけでなく、その形状や機能そのものの異なる、様々なタイプの入れ歯を、患者さんひとりひとりのお口の状態、ライフスタイルに合わせてご提供できる医療技術を兼ね備えています。
「全ての患者さんに、可能な限り全ての治療の選択肢を提供する」
当院は、その時点で患者さん一人ひとりが最も満足でき、喜んでいただける健康のための医療技術を常に習得し続けています。
そのために、患者さんにもどのような医療技術の選択が可能かをしっかりと把握していただくための、説明・コミュニケーション・インフォームドコンセントの時間をとても重視しています。
「こんなこともできたんだ・・・」多くの患者さんがお悩みをお持ちになり、当院に来院された際に口に出されます。
あなたの未来の可能性を最大限に広げる歯科医療を、当院はご提案致します。
経験とは、一人ひとりの患者さんのお口に対してどれだけ深く、真剣に関わってきたかというヒストリーと、どれだけ多くの症状、患者様のお気持ち、治療結果を体験し、反省と改善を繰り返してきたかということによって培われる「品質アップの引き出しの多さ」と
いえると考えます。
技術を高めるための要素でもありますが、一方で、医療人としての心の広さ、余裕、責任感を高めるために、必要となる大切な要素であると考えます。
当院は、一人ひとりが専門性を生かし、責任をもって自分だけに与えられた職務を全うするシステムに加え、一人ひとりの患者さんと対峙したときに得られる一人ひとりのスタッフの経験はとても深いものがあります。
「全てのスタッフが、1人の患者さんと関わる時、その患者さん以上に、その患者さんの未来の幸せを考える」
当院のスタッフの意識は常にそこにあります。
そのため、全ての経験に無駄がなく、また、経験が更に次の医療に活かし続けられるプロフェッショナルとしての姿がそこにあります。
目標設定とは、クリニックが目指す医療の方向性でもあり「患者さんにこうなっていただきたい」と医療人の視点から考える最善最良の状態(ステータス)を目指すことといえます。
この目標設定を、あるクリニックにおいては「治療期間が速いこと」を最優先にするところもあれば「患者さんが気楽に来院できること」にするところもあるでしょう。
そのクリニックが定めた、最優先の目標設定に応じて、そのクリニックの成長の方向性は変わっていきます。そのため、目標設定の方向性により、クリニックが提供できる価値の中身も変わります。
当院は「一生涯、心身共に患者様が健康的に豊かな生活を営むことができる医療を提供する」ことを目標としていることから、必然的に“医療の質”と“患者さんの健康への理解”を高めるためのクリニックづくりに舵をきっています。
そのため「とりあえず痛い所だけ治してくれればいい」と考える患者さんには、当院の提案する歯科医療は、面倒に感じられるかもしれません。
どのようなクリニックを選択するかは、患者さんの価値基準がどこにあるかによって変わります。そのため全ての患者さんをご満足させることは当院ではできないかもしれません。ですが「本当に健康的な未来を手に入れたい」「自分の魅力を最大限に高めたい」
「自分だけでなく、家族も含めて健康と幸せを手に入れたい」と考えていただける方にとって、最高の品質と満足度を提供することをお約束できる医院であることを目指しています。
思い遣る心とは、ただ悪い部位を治すことに着目するのではなく、患者さんの真の幸せや健康を見据え、まず患者さんの今現在のお気持ちや考えを理解したいという気持ちを強くもち、根気よく、患者さんが本当に望むこと、今はまだご本人も気付いていないご要望や本心を引き出すことに妥協しないということです。
10年来の友人以上に、その患者さんのために親身になって考えることが、医療人にとって治療技術以前にもっとも重要な要素です。
「技術」に「心」が加わることによって、心身一如の最高の歯科医療が提供できると、私たちは考えています。
患者さんが安心して、来院することが楽しみになるようなおもてなしの心も大切に、患者さんにとって、第二のホームのように感じられるクリニックであることを目指しています。
優れた歯科医療の概念は、人それぞれかもしれません。
私たちは、患者さんにとって、本当に笑顔になっていただける優れた歯科医療として、上記の要素を高めるべく、常に努力してまいります。
自分自身を大切に考え、真の心と身体の豊かさを目指す方にとって、最高の医療を提供することが、私たちにとっての誇りであり、使命であると考えております。
私たちが考える、日本人と歯科医院の課題
日本は、戦後まもなくから、人間として最低限必要とする医療を全ての国民が平等に受けることができる仕組みを作ることを目的として「国民皆保険制度」が構築されました。
その結果、死につながるような病気やけがなどから、多くの国民が救われるようになり、誰もが安心して生活できる環境が構築できたといえます。
しかし、その一方で、いつの間にか私たちは、
「医療はいつでもどこでも簡単に受けられるもの」=「病気になっても、それほど心配する必要がない」
という感覚が根付いてしまい、
“健康を守る”=“予防(セルフ・メディケーション)”
という意識が、他の先進諸国に比べて、著しく低い状況を招いていることも事実であり、現実的に、日本人のむし歯発生率や歯周病の罹患率は、これらの国の中でワースト1になっているという不名誉な状況にあります。
また、国民皆保険制度は、基本的に国が保有する資金(税金や国債などによる国の借金)をベースに運営されているため、現在ではこの国民医療費の国費負担が非常に大きく、保険医療で実施できる医療の内容、品質は、戦後まもなくから、実はほとんど変わっていない、という事実もあります。
現実には、医療技術、医療機器、医療知識はどんどん進化し、高品質医療が提供できる環境は、十分に整っていますが、先進的なこれらの医療は、実際には保健医療では適用されておらず、ほとんどの患者さんが、それらの先進的な医療の意義や可能性を全く知らないまま、従来前の保険診療の品質レベルで妥協してしまっている状況にあります。
そのため、繰り返しむし歯や歯周病を再発し、歯を失う日本人が非常に多いのが実情です。
このような患者さんにおける医療知識の不足は、我々歯科医療人をはじめ、医療に携わる全ての関係者が、十分に患者さんに説明する義務を果たしてこなかったことも大きな原因として挙げられます。
先進的な医療技術を選択することによって、これまでは抜くしかなかった歯を残すこともできる可能性を広げることができたり、繰り返しの治療を防ぐことも、現実に可能な時代になっています。
私たちは、今現在の最高の医療技術のレベルをしっかりと患者様お一人おひとりに十分に知っていただく機会を提供すると共に、患者様ご自身の判断で、それら数多ある選択肢の中から、自分にとって最適な選択をしていただくことが最も重要であると考えています。
全ての日本人が、これまでの作られた常識の範囲で医療を受けるのではなく、正確に、最新の情報をきちんと理解していただいた上で、自分の判断で治療を選ぶことができる、そんな考え方が新しい常識になるよう、十分なコミュニケーションをとれる医療環境を構築し、ご提案しております。
私たち日本人は、厳しい経済的、政治的状況にあるとはメディアで報じられるにしても、戦後まもなくから比較して、目覚ましい進化、成長を遂げ、物質的な豊かさを多くの人が享受できる時代になっています。
一方で“健康”という目には直接見えない価値に対して“精神的にも幸せで豊かな生活”に対しても、新しい選択肢と可能性がすでに広がっています。
あなたにとって、最良の医療を知っていただくために、私たちは可能な限りの医療情報をご提供してまいります。
技術の進歩がもたらす新たな歯科医療
様々な患者様と出会い、お話しをしている中で、最近特に感じることは、患者様の多くが、他者から聞いた迷信や根拠のないメディアのセンセーショナルな治療法を信じて、真実の情報にたどり着いていないということです。
たとえば「むし歯になりやすいのは、遺伝によるものだ(だから仕方がない)」とか、「歯が抜けたら、インプラント以外には適切な改善結果は望めない」など、私たち歯科医療に真剣に取り組んできたものからすると、耳を疑いたくなるような妄信を強く信じ、対処法が分からずに悩んでおられる患者様が本当に多いのです。
今では、一人ひとりがむし歯になる理由は、適切な科学的根拠に基づく検査によってきちんと根本的に把握可能ですし、それによって一生涯むし歯にならなくするための対策も十分に検討できます。また、インプラントでなくとも、きちんと噛めて快適な治療法を選択することもできます。
まだ、ほんの数十年前までは、歯科業界の中でも上記の誤解ともいえることを信じている医療人は数多くいました。しかし現在では、数多くの治療法はもとより、検査の精度も高まり、日々、研究が進められる中、自分の歯を守り、残し、更に健康にしていくための医療が数多く生み出されています。
きちんと日々、新たな医療技術や知識を貪欲に学び続けている歯科医師・歯科衛生士であれば、あらゆる選択肢の中からあなたにとって、最先端の最適な医療を提供するための選択肢をご用意できるはずです。
当院は、すべての患者様が、今、ご自身で選び取ることができる数多くの選択肢の中から、ご自身でご納得・ご理解できる治療を選択することがとても重要であると考えています。
数多くの症例数はもちろんのこと、過去には不可能であった治療法や予防法も、今では可能になっている面が沢山あります。
技術の進歩を常にキャッチアップし、進化し続けるクリニックであり、常により良い健康を患者様にご提供すること。
それが、私たち、えなつ歯科・矯正クリニックの使命であり、役割であると考え、常に慢心することなく、新たな医療技術と知識の研さんに努めています。
生活の多様性とLTV(ライフタイムバリュー)
過去の歯科治療は「痛みをとる」ことが重点的な課題として捉えられていました。
しかし、時代が変わり、現代人には、お口や歯は、ただ物を食べるだけの役割を担うものではなく、その人の見た目の印象・魅力を形成し、伝える役割を担うなど、人間関係や将来のチャンスづくりにも大きく影響を与えるようになりました。
そのため、噛むという機能面はもとより、見た目、つまり、審美性についても注目される患者様が増えると共に、糖尿病・高血圧・心臓疾患(心臓病)・脳梗塞・低体重児出産・誤嚥性肺炎など、全身の病気に対するリスク改善を口腔環境の改善によって行おうという動きも活発になってきています。
子供の歯(乳歯)から、大人の歯(永久歯)に生え変わると、その歯は一生涯、使い続けなければなりません。そして歯は、上記にも述べたように食べることを超え、その人の一生涯において、人生の節目、節目に、大きな影響を与えているのです。
子供のころの歯や歯並びは、お顔全体の骨格形成にも影響を与えています。出っ歯や反対咬合と言われる顎が突出するような状態になるのは、小さなお子様の時期に行っている態癖(生活上の癖)や、その時期に行っている姿勢などの教育、舌や顎の使い方の指導がなされていないことにより起こります。
また、子供の頃の細菌感染は、その後のむし歯のなりやすさや歯周病への罹患状況にも大きく影響を与えます。
青年期になると、スマイルラインと呼ばれる笑顔を美しく見せるラインが整えば、受験の面接や就職活動での自己アピールにも大きく影響を及ぼすと共に、健全な歯並びや咬み合わせが脳の活動を活発にすると共に、身体機能を高めることも知られています。
成人すると社会に出て、今後数多くの海外のビジネスパーソンとの関わりが広がってくれば、歯が黄ばんでいたり、ガタガタの歯並びをしていると、自己管理ができていない人間として軽視され、折角のチャンスを失うこともでてきかねません。
また、高齢期になると、歯を失うことは転倒し骨折するリスクも高めたり、肺炎などの重い病気を誘発することにもつながり、豊かな生活の可能性を著しく低下させる原因になることも知られ始めています。
歯は一生涯を共にする永遠のパートナーであり、また1度きりのかけがえのない宝物です。その歯をしっかりと守ることよりも、目の前の快楽を選び続けてしまったり、時間管理をせずにお仕事などを理由として大切な歯を守れずにいる方が多いことは残念でなりません。
一生涯を健康的に、豊かに、そして幸せに暮らし続けるために、歯は最も重要な臓器であるという認識を、一人でも多くの方にご理解いただけるよう、私たち歯科医療人は、これからもより一層、皆様に正確な情報を分かりやすくご提供することが必要であると考えております。
私たちの先輩が後悔してきたことを、私たちが繰り返すことがあってはなりません。
新しい健康のステージに向けて、歩み始める方が増えることを願ってやみません。
あなただけの最高の価値を提供するクリニックへ
これまで多くの方は、歯の治療に選択肢があることすら知らず、言われるがままに治療を受けてこられてきたのかもしれません。
しかしこれからの歯科医療は、あなたの望みを叶えるための医療でなければなりません。
- もっと綺麗になりたい
- もっとしっかり噛めるようになりたい
- この歯を失いたくない
- 歯の治療をするのに苦痛など感じたくない
- 自分が健康な状態であることを、しっかりと自信をもって確認しておきたい
- こどものために、家族全員で歯を守りたい
このようなニーズや欲求は、すでにわがままなどではなく、実現可能なフェーズに入っています。
あなたが本当に満足できる歯科医療を受けていただくために、患者様・クリニックの双方が各々の責任において行わなければならないことは、
- 患者様ご自身が、ご自分のお悩みやご不安、ご希望や期待を隠すことなく、きちんとクリニックに伝えきっていただくこと
- クリニックが、十分に患者様との対話の時間を設け、真摯に耳を傾け、親身になって話を聞き、選択可能なあらゆる治療法とその可能性を患者様にわかりやすく提示すること
であると私たちは考えています。
治療の技術が高いこと、そして、安心・安全な医療環境を常に維持していることは、今の時代、当たり前のことでなければなりません。
私たちは、患者様がご自分では気づいていなかったご自身の希望までをも共に見出し、これまでの人生を変える「未来を明るく変える歯科医療」をご提供することを常に念頭に置きながら、感動をご提供したいと考え、取り組んでいます。
ひとりひとりが本当に望む最高の歯科医療を提供するために、私たちができることを常に広げ、学ぶことを惜しみません。
歯を1本1本のものとしてとらえるのではなく、口腔全体を一つの有機体として、そして、全身と心につながる起点として捉え、全身の健康と幸せな未来につながる医療を提供したい。
それが「あなただけのオンリーワンの歯科医療」
是非、私たちと共に見つけ、実現していただければ幸いです。