エピオスエコシステム
エピオス・エコシステムとは残留塩素濃度補正システム といい、給水ユニット内、及びユニット吐水の残留塩素濃度を適正に保ち、衛生的な歯科治療水を クリニック全体に循環させるシステムです。生成される水は、電解中性水・中性機能水・中性殺菌水などと呼ばれるもので、高い殺菌力を持つと同時に安全であることが知られている治療水です。
人が一生のうち歯を失う原因の約50%は虫歯、約50%は歯周病です。
人が一生のうち歯を失う原因の約50%は虫歯、約50%は歯周病です。
2012年の日本人の平均寿命は女性が86.41歳、男性が79.94歳で日本人が80歳になった時に残っている歯の数はおよそ5.6本となっております。
このことから日本人は80歳までに平均して22.4本の歯を失う計算になります。
ところがこれはあくまでも日本人の平均値であり、日本人の実は98%を占める”症状がある時しか歯医者に行かない方”の80歳の時点での平均残存歯数は0本です。
この事実をご存知の方は実はあまり多くはありません。皆何の根拠もないまま自分だけは大丈夫と思っている方がほとんどです。症状がある時に歯医者に行くと、たいてい歯を削られるか、神経を取られるか、歯を抜かれるかのどれかです。皆さんできればどれもされたくない治療ばかりなのに、痛みなどの症状が出ない限り歯医者にはいきません。
その原因は歯医者側の方にもあります。
治療が痛かった、荒かった、音が怖かった、説明がよくわからなかった…等々、患者さんが歯医者にいきたくなくさせる要因を歯医者の側が作り出してしまっている現実があります。
私が感じた同じ嫌な思いは患者さんには絶対にさせない!
私は私自身が患者であった時代に歯医者にさんざん嫌な思いをさせられた経験が多々あるため、自分が歯医者になった時には「私が感じた同じ嫌な思いは患者さんには絶対にさせない!」と心に決めて歯科医院つくりをしてまいりました。
私は無痛治療や怖くない治療を得意としておりますが、最近そのことが患者様同士の間で口コミで広がり、現在ありがたいことに鹿児島県内内では甑島や屋久島などの島からも、また宮崎は遠くは日向から熊本では市内から歯科恐怖症の方などが当院に通院していただいております。
歯科恐怖症の方々は歯が痛くてもなかなか歯医者に行くことが困難なため、たいていお口の中はボロボロになっていることが多いです。そのような方々が当院なら治療が大丈夫といって通院していただいております。このような方々が時間とお金をかけて全体的に歯がきれいにすることができた時、私は今度はこのような患者さんたちが今後一生虫歯や歯周病で苦しむことがないように予防したいという気持ちが日に日に強くなりました。
虫歯や歯周病の発生をほとんどゼロにしている歯科医院との出会い
現在歯科医院では”虫歯や歯周病の予防は歯磨きと定期健診を徹底する”というのが歯科界の常識でしたが、現実問題歯磨きや定期検診をしていても虫歯はできるし、歯周病は進行するし、歯がなくなっていくのを防ぐことはできておりませんでした。
私はここに疑問を抱き、何かいい方法はないものかと様々な分野の勉強会に顔を出しては情報収集をしておりました。
そんなある日虫歯や歯周病の発生をほとんどゼロにしている歯科医院を見つけ出したのです。そこで行われていた方法がデータ管理型の最新式の虫歯や歯周病の予防歯科治療でした。僕は宝物を見つけ出したような気持になってそこで行われている仕組みやシステム、考え方を勉強させていただきました。
ただしそのレベルの予防歯科をやるには医院に流れている水や、ユニットのシリンジやタービンエンジンから出る水を殺菌水に変えるシステムを導入する必要があったり、患者さんに使用するタービンやエンジンなどを患者さんごとに滅菌しなければならないため、タービンやエンジンを多数購入する必要があったり、患者さんのお口の中の菌を特定するための顕微鏡やその他の検査機器を導入する必要があったりと、計算すると総額1千万円ほどの追加投資が必要であること、また患者さんごとにタービンやエンジンを滅菌するとしたらその手間とコストは今までの数倍かかるということがわかりました。
なるほどこんなに素晴らしいシステムなのにあまり広がっていない理由はこの大きなコストの問題でもあったのです。
患者様に喜んでいただける歯科医院を作りたい
しかし私はこれだけたくさんの歯科医院がある中で、数あるほかの歯科医院と同じような歯科医院作っても面白くないし、患者さんに対して何のメリットも生み出すことはできません。
また鹿児島には普通の歯医者はいくらでもあるので、私は「多少お金はかかってもいい治療を受けたい、そして一生虫歯や歯周病で苦しむことのないお口にしたい」と、
最善の予防を望まれる患者さんに、
「あなたに逢えてよかった」
といっていただける歯科医院を作りたい、と考えこのシステムを導入することを決断しました。
しかし、自分だけそのように思っていても、スタッフ全員が同じような知識レベルや、技術レベルにないと決して高い水準の医療は提供できないため、約半年前からこの道のプロの講師を呼び、月に1回診療を休みにして勉強会を始めました。座学だけでなく相互実習も行い、院内にかかわるスタッフのお口の精密検査を行い実際虫歯や歯周病の原因菌の除菌治療なども体験していただきました。スタッフ自身もはじめは慣れない手つきでしたが、トレーニングを重ねるごとに素早く的確に検査をしたり、説明をしたりすることができるようになってきました。さらに実際の患者さんで重度の歯周病患者さんにモニターになっていただき検査を行い、実際除菌も含めた治療を行ったところ短期間でものすごく改善が見られ、実際行った患者さんにもとても喜んでいただきました。 平成26年1月20日より約1か月の試験運用期間を経まして、THP(トータルヘルスプロモーション)システムとしてデータ管理型の最先端の予防歯科システムが稼働し始めました。
基本的には当院を初診で受信される患者様にはすべてだ液検査【自費で5500円(税込)】を受けていただき、その検査データに基づいて治療や予防を行っていくシステムです。ご理解の上ご来院いただきますようお願い申し上げます。
THP(トータルヘルスプロモーション)システムとして
データ管理型の最先端の予防歯科システムが稼働
当院が鹿児島県で初導入しました。連続除菌システムについてご紹介いたします。
歯科医院には必ず診療台があります。患者さんのお口の中をタービンやエンジンを用いて治療をすると、お口の中で噴射した水は患者さんのお口の中で反射し(バックスキャッドという)タービンやエンジンの中に細菌やウイルスが入り込んでしまいます。この菌やウイルスはタービンやエンジンからホースに入り込み夜中にホースなどの中で増殖し、次の日の患者さんのお口にはタービンやエンジンの先から細菌やウイルスが増殖した水が出てきているということが社会問題となってきております。現在歯科医院で歯科治療を受けると菌やウイルスの感染を受け菌血症になっているということは医科の世界ではすでに常識となっておりまして、
日本赤十字社のホームページ でも「出血を伴う歯科治療(歯石取りも含む)をした方の献血はご遠慮ください」と掲載されております。
皆さんは知らず知らずのうちに歯科医院で菌やウイルスの感染を受けていることが多いのです。今回導入しましたエピオスエコシステムは診療台のコップに出る水、タービンやエンジン、超音波から出る水すべてから殺菌水が出るようになっていて診療台内部やホース類の中もすべて除菌された水が出るようになっております。また、診療台の手洗いの水、消毒コーナーや、型採りした印象に石膏を流す際も殺菌水で表面を除菌してから石膏を流すため、患者さんばかりでなく、医院で働くスタッフや、技工士さんからも感染を防ぐ非常に画期的なシステムとなっております。また、患者様の院内感染を限りなくゼロに近づけるために、患者さんに使用するタービンやエンジン、5倍速コントラ、超音波スケーラーのチップに至るまで患者さんごとの滅菌を徹底しておりますので、患者さんには安心して歯科治療を受けていただきたいと思います。
以下に当院が鹿児島県で初めて導入しました連続除菌システム(エピオスエコシステム)
についてご案内させていただきます。
POIC®ウォーターについて
むし歯などの治療で用いる 「歯を削る機器」のことを、”タービン”と呼びます。最もお口に触れる頻度が高い医療機器になるわけですが、このタービンは非常にコストが高く、患者様毎に滅菌される医院が非常に少なく、その危険性が左記の新聞 取り上げられました。当院は全国で6%しか存在しない「厚生労働省の審査基準をクリアした医療安全施設」として認定されています
兵庫県歯科医師会の調査でも、このタービンを患者様おひとりおひとりごとに交換し、滅菌しているクリニックは30%以下であることが判明しています。
当院はタービンを患者様毎に徹底的に滅菌消毒するのはもちろん、院内感染防止の対策を行っております。安心して治療に専念なさってください。
エピオス ドクタープラス
エピオスドクタープラスとは高濃度次亜塩素酸水を生成することのできる、機械です。 生成される水は、高い殺菌力を持つと同 時に安全であることが知られている機能水です。このエピオスドクタープラスで生成される機能水のことをPOICウォーター(ポイックウオーター)と言います。
タンパク分解型除菌水=POICウォーターとは
タンパク分解型除菌水(POICウォーター)は、純度99.9%の塩と不純物を限界まで取り除いた超純水を電気分解させた電解水です。
POIC(ポイック)とは
Professional Oral Infection Control (専門的 口腔感染症予防)
を意味します。
この電解水はほとんどの細菌・カビ・ウイルス(肝炎ウィルス、ノロウィルス、HIV、MRSA、インフルエンザウィルス、O-157、他)を30秒以内に除菌することが可能です。
産生される次亜塩素酸の作用により強力な殺菌力を発揮します。
次亜塩素酸は人体由来の免疫成分であり、人間の体内で白血球が、侵入してきた微生物(細菌・ウィルス)に対し、殺菌する過程で産生する成分ですので、小さいお子様からご年配の方まで安心してご使用いただけます。
当院では可能な限り臨床において殺菌水を使用しています。
成分:次亜塩素酸(HCLO)
生成:超純水と純度99%以上の食塩を混合した低濃度の水溶液を電気分解して作られます。
PH値:9(弱アルカリ性)
特性:高純度の次亜塩素酸を含む水溶液が生成される。希塩酸等の薬品を一切使用していませんので、生成時に塩素ガスも発生しません。
そのため、500ppm以上の高濃度次亜塩素酸も生成できます。
用途:現在、歯科医療用として歯周病の治療や院内感染予防などに使用されています。
厚生労働省食品添加物認可
次亜塩素酸水は、平成14年厚生労働省より食品添加物として指定されています。また生成方法は「食塩水を電気分解することにより得られる、次亜塩素酸を主成分とする水溶液であること」と定義されています。
◇タンパク分解型除菌水(POIC水)の特徴
- 除菌作用がある
- タンパク分解作用がある(バイオフィルムの破壊)
- 消臭力がある
- 暖めるほど殺菌性が上がる
- 人体には無害
- 80ppm以下なら食品添加物扱いになる
- pHが中性に近いのでむし歯になる心配がない
◇タンパク分解型除菌水(POIC水)で殺菌できるもの
- ほとんどの細菌
- カビ
- ウイルス(B型・C型肝炎ウィルス・ノロウィルス・HIV・MRSA・インフルエンザウィルス・O-157、カンジタ菌など)
◇院内での使用例
当院では以下のようないろいろな場面で使用しています。
- 術前・術後のうがい
- 外科処置後の洗浄や消毒
- 入れ歯の洗浄、殺菌
- 歯周ポケット内の洗浄除菌
- 口臭予防
- ホームケア(歯磨き・うがい・インフルエンザなどの予防)
- 診療器具・器材の除菌
- 噴霧器での室内の空気の除菌
CLASS3 高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)
CLASS3 高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)とは、ある一定の温度と圧力で飽和水蒸気を作り加熱することで、すべての微生物を滅菌する装置のことです。
医学・生化学・工学など、様々な分野でそれぞれの目的に応じて使用されます。
オートクレーブは、気圧と温度を調節して飽和水蒸気を作って温度を121℃まで上げ、20分程度の短時間で確実に細菌・微生物・胞子を全て滅菌します。
ウルトラソニックL&L
ウルトラソニックL&L超音波洗浄機(ちょうおんぱせんじょうき)は、20~50kHz程度の超音波を用いて洗浄する器具である。
超音波洗浄器は宝石、レンズなどの光学製品、コイン、時計、歯科及び外科治療で使われる器具、万年筆、機械部品、電子機器などの洗浄に用いられる。宝石の加工、時計工場、携帯電話の修理などで日常的に使われている。
超音波洗浄器では、洗浄する物体を容器に入れ、超音波を伝導する液体(水または有機溶媒)に洗浄する物体を浸す。水で洗浄する場合は、表面張力を打ち消すために界面活性剤を入れる。超音波を発生させる装置は器具に内蔵されているか、液体中に入れて使う場合もある。超音波は電子的に発生させる。洗浄のメカニズムは微細な泡の発生と破裂(キャビテーション)に伴うエネルギーによるものであり、泡が破裂すると物体の表面から汚れが浮き上がる。超音波の周波数がより高いほど、泡の発生するポイントが多くなり、より高精度の洗浄ができる。発生する泡は10000度にも達し、1cm2 当たり3.5tにも達することもあるが、汚れの除去が主たる結果であるように、とても小さいものである。
また、溶解しにくい溶質を溶解させる際に容器を洗浄機内に漬けて超音波により迅速に溶解させたり、有機合成を行う際に溶質と溶媒の入った容器を漬けて反応を促進させるという使用も可能である。
Fresh Care
Fresh Careとは1本のタービンをわずか30秒で自動クリーニングと注油する器械です。洗浄・注油は人の手によるメインテナンスは差が出てしまいます。フレッシュケアならば、強力・正確・スピーディに洗浄・注油ができます。
電解水精製器
EXCEL-β IE-900Lは1台2役。強電解生成水と強電解アルカリ水が生成できます。
強電解酸性水
通常、Ph2.4~2.7(ORP1050mv以上)の強電解酸性水を毎分0.8L~1.2L生成します。
強電解酸性水には微量の次亜塩素酸が含まれており、「器具の殺菌消毒洗浄」、「院内感染予防」等に有効と機能水学会で発表があり、医療機関などで幅広く利用されています。
と強電解アルカリ水
強酸性電解水の生成と同時にPh11.0以上(ORP -800mv以上)の強電解アルカリ水を毎分1.2L~1.5L生成します。
強電解アルカリ水には微量の水酸化ナトリウムが含まれており、油や蛋白質などを分解する働きがあるので、洗浄や清掃等に利用されています。
キャプト(ボックス型のバキューム)
義歯や補綴物、床装置を調整研磨する際に粉塵が飛び散らないようにこの中で作業を行います。
空気殺菌清浄装置
患者様とスタッフの健康を守るために鹿児島県初導入の空気殺菌清浄装置を設置しております。
AED
診療中のもしもに備えてAEDを設置しております。
フリーアームフォルテ(口腔外バキューム)
単体移動型…「フリーアーム・フォルテ」は口腔外に漏れる有害な浮遊粉塵をすばやくキャッチし吸引します。患者様はもちろん、先生やスタッフの方々の健康を守ります。