データ管理型歯科医療の重要性

tooth10_01 ご自身の健康に不安を感じた時、おそらく多くの方が病院に行き、医師から血液や尿の検査を求められたことがあると思います。そうすると、具体的に「○○の数値が高いから△△の臓器に問題が起きている」とか、「基準値内に数値が収まっているから今は大丈夫」などの具体的な診断を受けることができます。
科学的な検査データに基づいた数値で判断することで、医師も患者様も客観的に今の状況を把握・分析することができるのです。

では、これまであなたはご自分のお口の中の状態を、科学的な根拠に基づいた数値データで歯科医師から診断や説明を受けたことがあるでしょうか?

大切な歯が削られる根拠

歯科での一般的な検査というと、レントゲンを撮る以外はアナログな検査内容がほとんどです。
いわば医師の裁量に全てが委ねられています。
医師が肉眼やレントゲンで見て、むし歯が見つかるとその時点で削って、型を取って、詰めるという内容が中心でした。
でも、歯は大切な「臓器」のひとつです。一度削ってしまうと、もう二度と自分本来の歯は取り戻すことができません。

本来、むし歯でも削らなければならない症状と、削らずに管理しながら維持できる症状があるのです。
ところが、患者様は自分のお口の中がどのような状態なのかを具体的に知る術がないので、大切なご自身の歯が削られる根拠も曖昧なままなのに、結局は医師の判断に従うしかなかったのです。
それが当たり前なのかなと思いながら治療を受けていると、後々大きなトラブルを引き起こす重大なリスクを見逃したり、根拠のうすい対処法を医師から指導されても鵜呑みにするしかありません。
その結果、日本は歯周病・むし歯の超大国となってしまっています。

このことからも、これからは客観的なデータに基づき診査診断を行い、医師だけでなく患者様もご自身のお口の中の状況をきちんと把握することがどれだけ重要なことかがお分かりいただけるのではないでしょうか?

お口の中を「見える化」します

tooth10_02 今では、歯科においても客観的で、かつ、数値で表現できる検査手法を行うことが可能になっています。
歯周病やむし歯になる理由、そのリスクの度合い、重大な症状を引き起こす悪玉細菌の種類やその数など、お口に潜むリスクを数値データとして取得し、治療前と治療後でその数値がどのくらい改善されているかを比較することで、客観的な診断と治療を行います。

また、数値化された患者様のお口の中のデータは、生涯にわたって大切に保管されます。蓄積されていく検査データを、歯科医に“プロの目”で分析・把握し続けてもらうことで、歯周病やむし歯の発症・再発リスクの上昇を、限りなくゼロにすることが大切だと考えています。
ただし、これを可能とするには、データを「定期的に確認し続ける」ことが必要です。定期的というのは、3か月に1回程度の来院でできることがほとんどで、1年に1回管理するだけでよいデータもあります。

患者様ご自身が、生涯にわたって本気で歯の健康を守りたいと考えるならば、それが可能な時代に私たちは生きているといえます。

当院で実施している検査の1例

【歯・顎】

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【むし歯リスク】

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【歯周病リスク】

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【口 臭】

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