☆顎関節症治療の最前線☆

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7月11日12日と福岡に第3回臨床歯科補綴会に参加してきました。

福岡はこの時期山笠祭りの時期で博多駅前に飾り山笠が飾ってありました。ビル3階分くらいの高さがあり見るのが初めてだった僕はちょっと感動しました^^

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第3回のテーマは、「顎関節症の治療,顎位の決定基準」です。内容は、中心位の正しい理解と評価法、顎関節症の原因、顎関節症の病態と臨床症状、改良型マニピュレーションテクニック、顎関節症の診断と症型分類、オクルーザル・バイト・スプリント3種の設定基準、スタビライゼーション型スプリントの製作基準でした。

顎関節症治療においても、そうでない日常臨床においても、同じレベルで顎機能に調和した顎位を設定しなければなりません。前回までの内容を総括して顎関節症の治療方針を明確にし、咬合と顎位と顎関節症の関係性を示しました。漠然としている「中心位」を真に理解し、顎位の設定基準など臨床への応用法をご確認頂きました。スプリントに関しては、円板の介在の有無や急性症状の強さによってなどによって設定方法をお示し致しました。毎年各基準に改良が加えられ、より効果的なものとなっております。
実習では、安全な咬合構成を行う上で補綴治療の考え方の基礎となる、臨床で有効なスタビライゼーション型スプリントの製作を行いました。

今回は前月の顎関節症の診査診断に引き続き、まさに顎関節症の治療のアドバンスコースでした。

日本人の約70%は何らかのか顎関節症を抱えているといわれます。しかしたいていの歯科医院では健康保険制度にのっとって作るマウスピースを作って終わりという場合が多いです。マウスピースを入れれば、一時的には楽になりますが、マウスピースはあくまで対症療法であって、根本的な解決法ではないため、マウスピースをしなくなると顎関節症の症状は再発してくることがほとんどです。

顎関節症には痛みを伴うもの、「ガクガク、ミシミシ、」といった音を伴うもの、口が開かない、閉じないなどのお口の開け閉めが困難となるものなどが主要症状です。中には口が指1本分ぐらいしか開かなくなってしまっていて、食事や生活が困難になってしまっている方もたくさんいらっしゃいます。

そんな方に単純にマウスピースを入れても治るはずがなく、これが健康保険診療の限界となっております。

そのような極度の顎関節症の患者さんの症状を改善するにはポイントを押さえた検査と、的確な診査・診断が不可欠で、的確な診断ができて初めて的確な治療が可能となります。ただしこれらの検査や治療には時間と費用が掛かり、健康保険内ではまかなえないことになっております。

一般的に顎関節症の患者さんは的確な診断と処置ができるドクターに出会わないと、延々病院をたらいまわしにされ、挙句の果てに精神病(うつ病)に分類され、抗鬱剤を処方されているケースも多いようです。(中には本当におかしくなってしまう方もいらっしゃるようです)

また先日見かけた本の中に顎関節治療の第一選択は抗鬱剤だと断言している本を見かけました。患者さんのほとんどの方はご存じないとは思いますが、実は一度抗鬱剤を処方された履歴が残ると、その患者さんは精神疾患ありと分類され、生命保険に入りたいと思った時に入れなかったり、入れても保険料が5倍ぐらいに跳ね上がるという話を小出教授が話されてました。この事実は私たち歯科医師の立場でもよほど診査や診断には気を遣わなくてはならないし、患者さんにとってもよっぽどドクター選びに慎重にならないと恐ろしいことになるなーと思いました。

当院では顎関節症の今現在の症状を改善する(口が開かないクローズドロックを開けるようにしたり、開け閉めの時にひどい痛みを取り除いたり)だけでなく、今回の症状を起こしている原因を調べ、今後このような症状が起こらないようにするための原因療法を行っております。

当院では顎関節症の初回カウンセリング及び相談料が約60分1万円、精密検査、診査診断および治療費30万円~となっております。

ちょっと費用は掛かりますが、長年にわたって口が痛くて開けられなくて、生活に支障が出て、心も体も病んでしまう事を考えたらそれ以上の価値が治療となります。お困りの方がいらっしゃったらぜひ一度ご相談ください。

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今回も研修の締めは博多一風堂の赤丸チャーシュー煮卵入りでした^^

 

(日本臨床歯科補綴学会ホームページから一部引用)

 

 

 

→鹿児島市の歯科医院 えなつ歯科・矯正クリニックのホームページはこちら

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